「 緩和ケアっていつから受けられるの? 」

緩和ケアっていつから受けられるの?

2019.12.22

緩和ケアとは「病気に伴う心と体の痛みを和らげること」です。

緩和ケアは、再発・転移しているかどうかに関わらず、がんと診断されたときからいつでも受けることができます。

現在では、がんに対する治療と並行して緩和ケアを行い、状況に合わせてその割合を変えていくような関わり合いがよいとされています。

緩和ケアは身体的苦痛(痛み、息苦しさなど)だけでなく、精神的苦痛(不安、いらだち、恐れなど)、社会的苦痛(仕事の問題、経済的な問題、家庭内の問題など)、スピリチュアルペイン(人生の意味、苦しみの意味、死生観に対する悩みなど)など、様々な苦痛に対し、「その人らしさ」を大切にし、がん患者さんと家族の療養生活の質を高めるサポートすることが目的です。

国が指定しているがん診療拠点病院には、緩和ケア科や緩和ケアチームがあり、緩和ケアに対応ができます。

日本緩和医療学会のホームページに、「患者さん・家族に役立つリンク集」が作成されていますので、ご興味のある方は参考にしてください。