Pink Ringとは
メンバーが掲げるプレートは乳がんを告知された時の年齢です
2010年に聖路加国際病院の若年性乳がん患者に対するグループ療法の臨床試験として誕生。2015年に体制を一新し、現在は〝若年性乳がん体験者のための患者支援団体〟として、体験者と医療者が協働で運営し、活動しています。
同じ病気を経験した同世代の仲間と出会い、若年性乳がん特有の悩みや不安(妊娠、出産、恋愛、結婚、仕事、美容など)を共有しあえるコミュニティの提供や、病気や治療と向き合う上で必要な正しい情報の発信、さらに若年性乳がんに関する研究活動や支援活動など、体験者の目線、医療者の目線から、20代・30代で乳がんを罹患した若年性乳がん体験者を多角的にサポートしています。
「Pink Ring®」ならびに「ピンクロゼット®」は、Pink Ring(ピンクリング)の登録商標です。
なお、本サイトにおいて、本文および図表中では「®」は明記しておりません。
Pink Ring:登録商標第6112304号 / ピンクロゼット:登録商標第6099092号
ミッション・ビジョン
-
若年性乳がん体験者が診断後から
生涯にかけて、がんを価値ある体験
に変えて生きられるための
情報発信、コミュニティ活動、
研究支援を行う -
若年性乳がん体験者とその支援者が
がんになっても希望を持って
生きていける社会の実現
- 若年性乳がんに特有な医学的問題(妊孕性ーにんようせいー※1、治療後の出産、遺伝性、乳房再建など)や、社会的問題(就労、経済、医療資源など)について適切かつ正確な情報を当事者に提供する。また、医療者、研究者、一般社会とも問題を共有し、改善に向けての提言を行う。
- 体験者やその支援者が安心して交流できるコミュニティの提供、およびそれらを通した当事者たちのエンパワメント※2
- 若年性乳がんの医療や生活の質の向上につながる研究への提言や支援、研究活動
※1 妊娠する力 ※2 がん体験者自身が本来持っている力を十分に発揮して乗り越え生きること
活動内容
●各種イベント
イベントやセミナー、ワークショップを開催。テーマは、若年性乳がん体験者が知りたいこと!体験したいこと!これまでヨガや再建セミナー、1日合宿など様々なイベントを開催しました。
●若年性乳がん体験者のおしゃべり会全国キャラバン
Pink Ringが全国各地に伺い、地方に住む若年性乳がん体験者に、同世代の仲間との出会いの場と若年性乳がんに関する正しい医療情報を届ける全国キャラバンを開催しています。
●Pink Ring Summit(年1回)
若年性乳がんに関わる正しい医療情報と、同じ病気を経験した同世代の仲間との出会いの場を提供。各branchと中継を結び、地方にも情報を届けるとともに全国の仲間と同じ時間を共有します。
●Pink Ring×藝 Uel Tokyo キャンサーヨガ(月1回)
毎月1回、同世代の乳がん体験者同士が気兼ねなく楽しめるキャンサーヨガを開催中。病気と向き合う日々の中で感じる身体や心の痛み。ヨガを通して少しでも癒されますように。
●Pink Ring フラチーム(月1回)
若年性乳がん体験者で結成したフラチーム。病気のこと、治療のこと…、情報交換をしながら、レッスンとステージ出演を行っています。仲間と踊る時間は、病気と向き合う力に。
●若年性乳がんの啓発活動
乳癌学会やがんに関する様々なイベントでブースを出展。Pink Ringの周知と、医療者や一般社会に、若年性乳がんが抱える問題についての啓発活動を行っています。
●研究活動
「思春期・若年成人がん患者に対するがん・生殖医療に要する時間および経済的負担に関する実態調査」を2017年に実施。国内外の学会で結果を発表しています。(公益財団法人がん研究振興財団平成28年度がんサバイバーシップ研究助成金)
●若年性乳がん研究への支援
臨床試験組織JBCRGのPOSITIVE試験(妊娠を希望するホルモン療法感受性乳がんの若年女性における妊娠転帰及びホルモン療法中断の安全性を評価する試験)にPink Ring Summitの収益の一部を寄付。
●Pink Ring×CNJ 若年性乳がんおしゃべり会(月1回)
少人数でのおしゃべり会を毎月第1木曜19時~20時30分に開催しています。「治療と仕事の両立」「恋愛・結婚」「妊よう性」「転移・再発の会」「パートナーの会」など、毎月テーマを決めて実施。(認定NPO法人キャンサーネットジャパンの委託事業)
これまでの歩み
- 2010年
- 聖路加国際病院の北野敦子医師らによる臨床試験としてPink Ring誕生
- 2010年
- 体験者によるコミュニティPink Ring Extend誕生
- 2011年
- Pink Ring フラチーム誕生
- 2015年
- Pink RingとPink Ring Extendを統合
若年性乳がん患者支援団体として活動をスタート
代表/御舩美絵(乳がん体験者)
チーフメディカルアドバイザー/北野敦子(腫瘍内科医・乳腺専門医) - 2017年
- Pink Ring東北branch誕生。代表/菅原祐美(乳がん体験者)
- 2018年
- Pink Ring北海道branch誕生。代表/永井都穂美(看護師・乳がん体験者)
- 2018年
- ピンクロゼットを商標登録(登録第6099092)
- 2019年
- Pink Ringを商標登録(登録第6112304)
- 2019年
- Pink Ring西日本branch誕生。代表/井上裕香子(乳がん体験者)
- 2019年
- メール会員が500名を超える
- 2019年
- ホームページリニューアル
※このサイトは公益財団法人 正力厚生会の助成を得て2019年12月にリニューアルしました
組織概要
- 団体名
- 若年性乳がんサポートコミュニティ Pink Ring(ピンクリング)
- 代表者
- 御舩 美絵
- 連絡先
- 現在メールでのお問い合わせのみ受け付けております
- 設立年
- 2010年
- 設立目的
- 若年性乳がん体験者とその支援者が、がんになっても希望を持って生きられる社会の実現に寄与することを目的とする。
- 主な活動
- (1)セミナー、インターネット等を通した情報発信
若年性乳がんに特有な医学的問題(妊よう性、治療後の出産、遺伝性、乳房再建など)や、社会的問題(就労、経済、医療資源など)について適切かつ正確な情報を当事者に提供する。また、医療者、研究者、一般社会とも問題を共有し、改善に向けての提言を行う
(2)コミュニティの提供
体験者やその支援者が安心して交流できるコミュニティの提供、およびそれらを通した当事者たちのエンパワメント
(3)研究支援・研究活動
若年性乳がんの医療や生活の質の向上につながる研究への提言や支援、研究活動
(4)その他、目的を達成するために必要な事業